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「ヨシュア記が証しするキリスト」

2017.2.12. (日)

神戸メノナイト・キリスト教会・礼拝奨励(予定メモ)

「ヨシュア記が証しするキリスト」

宮平光庸

1.「ヨシュア」の意味 旧約聖書のギリシャ語訳「セプチュアギンタ」では、「ヨシュア」(ヨシュア記1:1)という名前のギリシャ語訳は「イエス」であり、「ヨシュア」とは「エホバは救い」という意味である。 マタイ福音書において「その名をイエスとつけなさい。この方こそ、ご自分の民をその罪から救ってくださる方です。」(マタイ1:21)と記されているとおりである。

2.ヨシュア記の使信 モーセと共におられた主はヨシュアと共におられる(ヨシュア1:5)。「恐れてはならない。あなたの神、主が、あなたとともにおられるからである。」(1:9)これがヨシュア記の使信である。「共におられる主」、このキーワードを心に銘記したい。ヨシュアは「神の霊の宿っている人」(民数記27:18)と主がモーセに言われた。マタイ福音書において主イエスは「インマヌエル」(1:23)と呼ばれている。主イエスは「見よ。わたしは、世の終わりまで、いつも、あなたがたとともにいます。」と約束されている(マタイ28:20)。

3.「ヨシュア」の働き モーセの死後、イスラエルの民を約束の地へ導いたのがヨシュアである。私たちが新約聖書で学んでいるとおり、主イエスこそご自分の民を約束の地へと導いてくださる信仰の創始者・完成者である。その意味でヨシュアは信仰の導き手である主イエスの予型であったといえよう。

4.ヨシュア記の教訓 旧約聖書でモーセ五書に続くヨシュア記は、新約聖書で四福音書に続く使途の働きに相当するともみられよう。指導者ヨシュアのもとでイスラエルの民が戦いカナンを占領したように、主イエスのもとに私たちは霊の戦いをしなければならない。 しかし、イスラエルの民があのエリコで勝利した(ヨシュア記6章)後に、アイで失敗した(8章)事に留意したい。私たちもアカンの罪(7章)を警戒しよう。

以上


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