「士師記が証しするキリスト」
2017.3.12.(日)
神戸メノナイト・キリスト教会・礼拝(予定メモ)
「士師記が証しするキリスト」(士師記21:25、ヘブル書11:32)
宮平光庸
1.士師記時代の特徴
①真の神に仕える王のいない時代の姿
「イスラエルには王がなく、めいめいが自分の目に正しいと見えることを行っていた。」(17:6、21:25)
②偶像礼拝に伴う悪
「イスラエル人は主の目の前に悪を行いバアルに仕えた。」(2:11)
2.士師たちを求める祈りと答え
①「そのとき、主はさばきつかさを起こして、彼らを略奪する者の手から救われた。」(2:16)「これは、圧迫し、苦しめる者のために彼らがうめいたので、主があわれまれたからである。」(2:18)
②「イスラエル人が主に叫び求めたとき、・・・」(3:9、6:7~10)
3.新約聖書による旧約聖書の解釈
①信仰の証人たちの目標
「ギデオン、バラク、サムソン、エフタ、・・・」(ヘブル11:32~34)
②信仰の創始者・完成者
「信仰の創始者・完成者であるイエスから目を離さないで」(ヘブル12:2)
4.士師記の教訓
①良い指導者の資質
ⅰ.ギデオン的な人間理解
「私はあなたがたを治めません。」(8:23a)
ⅱ.世襲制の回避
「また、私の息子もあなたがたを治めません。」(8:23b)
ⅲ.主なる神の主権への信認
「主があなたがたを治められます。」(8:23c)
②危険な国家と教会の可能性
ⅰ.独裁政治の危険
ⅱ.衆愚政治の危険
ⅲ.良い指導者への期待
以上